政書士で年収1,000万円以上稼ぐどころか、ボランティアにならない?

法律問題の相談でおカネが取れるのは弁護士だけ、と考える方もいらっしゃるかもしれません。正義漢ぶっても行政書士で年収1,000万円以上稼ぐには、報酬の高い事務を依頼してくれる顧客を数多く持つしかないし、そんなことができるのは、ほんの一握りの行政書士しかいないと思う方もいらっしゃるかもしれません。

さきほど例示したような多重債務で困った依頼人の相談に乗った場合など、まさにおカネにならない典型かもしれません。相手は借金を返すあてさえもないのですから。助けたとしてもそんなにたくさんの報酬がもらえるとは思えません。しかし、私はそれでいいのではないか、と思います。ボランティアでもいいとさえ思っています。

弁護士でしたら、着手金をもらって、破産手続をするだけです。家庭の事情で破産できない依頼人は弁護士に依頼しても恐らく多くの事務所で門前払いされるでしょう。しかし、そんなときにも、行政書士ならば、おカネ抜きに様々な法律知識と手法を使って依頼人を助けてあげられるのです。すごく面白い仕事ではないでしょうか

同時に、そういった仕事で得た信頼は何ものにも代え難い財産にもなります。「情けは人のためならず」です。仮にそのときにおカネにならない仕事でも、助けてもらった依頼人は必ず感謝しているはずです。依頼人に心から感謝される実績を積み上げていけば、どこかで誰かがそれを見ていて、やがて、大きな仕事につながるのです。

逆説的になりますが、おカネ儲けばかりを考えると、行政書士で年収1,000万円以上を稼ぐ道が返って遠ざかるのではないでしょうか。行政書士で年収1,000万円以上を稼ぐ近道として、法律家としての正義を行う行政書士という職業の魅力を知り、その後で行政書士としてどのような経験を積み、能力を養っていったらいいのか、ということをまず考えることが大切だと思います。それがはっきりすれば、後から自然と行政書士で年収1,000万円稼ぐということが実現できるはずです。


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